E-No.259 スノウ=クロスエッジ

プライベートイベント


「あ、あんた!」

いきなり、両肩を掴まれた。
正面に、こちらの肩を掴む一人の男性。

ライカンスなのだろうか、後ろに尻尾が揺れている。
どこか、哀れみを感じさせる揺れ方だったが。

ライカンスの男性
「なあ、あんた、冒険者だろ!?
 そ、そうだよな、こんなところで武器なんか持ってるんだもんな。
 あ、あのさ、金は出すから、蝙蝠の翼を2枚、持ってきてくれないか!?
 いや、実はさ、最近、よく眠れなくて……眠ると恐ろしい影が襲ってくるんだよ。
 だから、呪い師に頼んだら、蝙蝠の翼で焚いたお香がよく効くって……。
 それじゃ、頼む、な?
 ああ、そうだ、名前、名乗ってなかったっけ……ヴァーシャっていうんだ。
 何度でも買い取るから、頼むよ、ホント」

眠れぬ男ヴァーシャ
「おお、あんた!」

こちらを見つけると、素早く近付いてきた。
さすが、ライカンス、というべき身のこなしだろうか?

眠れぬ男ヴァーシャ
「おお、持ってきてくれたんだな!
 助かった……!
 ああ、まだまだ持ってきてくれたら、買い取るからな。
 ありがとう!ありがとう!!」

360ギムルを手に入れた。