E-No.256 メルティウス・クイノックス
プライベートイベント
「あ、あんた!」
いきなり、両肩を掴まれた。
正面に、こちらの肩を掴む一人の男性。
ライカンスなのだろうか、後ろに尻尾が揺れている。
どこか、哀れみを感じさせる揺れ方だったが。
ライカンスの男性
「なあ、あんた、冒険者だろ!?
そ、そうだよな、こんなところで武器なんか持ってるんだもんな。
あ、あのさ、金は出すから、蝙蝠の翼を2枚、持ってきてくれないか!?
いや、実はさ、最近、よく眠れなくて……眠ると恐ろしい影が襲ってくるんだよ。
だから、呪い師に頼んだら、蝙蝠の翼で焚いたお香がよく効くって……。
それじゃ、頼む、な?
ああ、そうだ、名前、名乗ってなかったっけ……ヴァーシャっていうんだ。
何度でも買い取るから、頼むよ、ホント」
眠れぬ男ヴァーシャ
「おお、あんた!」
こちらを見つけると、素早く近付いてきた。
さすが、ライカンス、というべき身のこなしだろうか?
眠れぬ男ヴァーシャ
「おお、持ってきてくれたんだな!
助かった……!
ああ、まだまだ持ってきてくれたら、買い取るからな。
ありがとう!ありがとう!!」
360ギムルを手に入れた。